不安障害治療中の私が久しぶりに会食を楽しめた話
不安障害治療中の私が久しぶりに会食を楽しめた話
不安障害治療中の私が最も敬遠していた会食を、数年ぶりに楽しむことができました。
相手は仕事の取引先の社長で、5年ほど前に同じ店で会食をしましたが、その時はひどいものでした。
肩から上のこわばり・息苦しさ・不安感の増大で何度も中座し、料理もまったく口にできない苦痛の時間で、会食を終えた後は疲労と失望の中フラフラしながら帰宅したものでした。
しかし今回の会食では、久しぶりということもあり若干の緊張があったものの、以前のような症状も無く会話を楽しみ料理も腹八分目まで食べることができました!
5年前との比較
5年前
- 肩と首のこわばり
- 息苦しさ
- 不安感の増大
- 耐えきれずに電話のふりして何度も中座
- 料理はまったく口にできず
今回
- 若干の緊張
- 身体症状なし
- 不安感大きくならず
- 中座せず会話を楽しめた
- 腹八分目まで食事も進んだ
会食の相手とお店は同じ
5年前と何が違ったのか
5年前と処方される薬(フルボキサミン・ソラナックス)は変わっていませんし、仕事や家庭環境も変わっていません。
思いあたるのは、2年前に始めて現在も継続している「自律訓練法」ぐらいなのです。
4年前に親しい友人たちと会食した時は、耐えきれずに仕事と称して途中退席し、3年前に家族と会食した時はわざと遅刻して一番出口に近い席に座り震えながら時が過ぎるのを待っていました。
それ以降、今回の会食まですべての誘いを断ってきました。この3年間、一度も外で会食していないのです。
今回の会食は取引先での仕事終わりに「今から食べに行こう」とふいに誘われたもので、事前の約束であれば断っていたかもしれません。
約束があると言って断ろうとも考えましたが、大丈夫な気がして挑戦してみました。
たかが一回の会食ですが、自分にとっては大きな大きな一歩です。
自律訓練法
自律訓練法はすぐに効果がでるものでは無いですし、この辛い不安障害をすぐに治せる裏技的なものを探してしまう気持ちはよく分かります。
しかし、不安障害を根本的に改善するのに最も有効なのは自律訓練法だと私が感じています。
20年間不安障害に悩み続けた私が大きな一歩を踏み出せました。
自律訓練法はお金もかかりませんし、リスクもありません。
不安障害に苦しんでいる人に是非とも伝えたいです。「まずは3ヶ月続けてみませんか?」と。