テクニカル派はもちろん、ファンダメンタルズ派にとっても株価のチャートは必須なツールです。
証券会社や株情報サイトでも10年チャートはありますが、30年チャートを見る方法はあるのでしょうか。
ここでは30年チャートが見れる証券会社・ツールを紹介します。
SBI証券
- 30年チャートが簡単に表示できる
- 同じ画面で年初来高値・安値を確認できる
- 口座を開設していなくても30年チャートを見れる
SBI証券のおすすめポイント
SBI証券は、口座開設なし・ツール起動なしで30年株価チャートを表示できるのでおすすめです。
やや画面は小さいですが、簡単に30年の株価チャートを表示できるので、当時の株価の推移などザっと確認できます。
口座を開設していれば、同時に四季報や企業評価レポート、業績情報が見れるので便利です。
マネックストレーダー(マネックス証券)
- 40年(月足500本)の株価チャートを表示できる
- トレードツールなので各種テクニカル指標が使える
- マネックス証券の口座開設者なら無料で使える
マネックストレーダーのポイント
マネックストレーダーはマネックス証券で口座を開設していれば無料で使えるトレードツールで、最大で月足500本、約42年の株価チャートが表示できます。
「40年もいらない、30年で十分」なら本数を360にすれば30年チャートになります。
トレードツールなので、移動平均・RSI・ボリンジャーバンドなど各種テクニカル指標や板情報さまざまな機能が使えます。
マネックス証券には銘柄スカウターという最強ツールもあるので口座開設はマストです。
TradingView
- 超長期のチャートを表示できる(トヨタなら1984年から)
- その反面、銘柄によってはデータが足りないものがある
- 無料版だと広告が邪魔
TradingViewのポイント
TradingViewは、世界中で使われているチャートツールで、さまざまな金融商品・銘柄のチャートを表示できます。
画面左下の「すべて」をクリックするとTradingViewが取り込んでいるデータの全期間チャートが表示できるので、トヨタ自動車(7203)なら1984年から、SP500にいたっては1871年からチャートを表示できます。
その反面、ヤクルト本社(2267)は1980年に上場しているのにもかかわらず、2001年12月からのチャートしか表示できないなど銘柄によってバラつきがあります。
無料版では、使えるインジケーターも少なく広告も邪魔なので、あえて使う価値は少ないです。
外国株やFXのチャート分析ならかなり使えます。
30年チャートを使うメリット
10年チャートだと表示できるのは2013年から、つまりアベノミクス相場以降の株価チャートしか見れないわけです。
これが30年チャートになると、ITバブル・小泉郵政改革相場・リーマンショック時に株価がどう推移したかを一目で把握できるようになります。
株価は未来の業績を織り込むものですが、30年チャートから得られる情報は多々あります。
例えば
とか、
などのチャートを見てしまうと「大底か!?」と買いたくなりますよね。
まとめ
30年の株価チャートが見れる証券会社・ツールを解説しました。
- 30年チャートが手軽に表示でき、2023年9月末までに国内株式の売買手数料を無料にすると表明しているSBI証券
- 最大で約42年のチャートが表示可能で、最強の銘柄ツール「銘柄スカウター」も使えるマネックス証券
この2つが株価の30年チャートを見るためのおすすめの方法です。
30年続いたデフレをようやく脱却しようとしている日本株、要注目です。
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