NYダウの下値は26732ドルで10月31日に底打ち?
ジェフリー・A・ハーシュが予測
NYダウの6月17日終値は29888ドルと、1月4日につけた36799ドルから18.8%下落しました。
インフレ・戦争など先行きがまったく見えない中、Stock Trader’s Almanacのジェフリー・A・ハーシュが興味深い予測を発表しました。
目次
過去データによるハーシュの分析
彼によると
ダウが年始から145日までに13%下落した場合
- NYダウはNDRの定義する弱気相場に突入した
- 1948年以降、年始から145日後までに13%以上下落したのは18回
- 18回のうち、145日までの下落が底だったのはわずか2回(1953年・2016年)
- 145日までの最安値から、さらに10%未満の下落が8回、それ以上の下落が8回
- 18回のうち、12回は145日以降3ヶ月未満で底打ちし、6回は半年以上かかった
- 145日経過後、底打ちまでの平均日数は139日で、平均12.4%下落した
上記のデータから予測すると
- ダウは2022年10月31日頃の26732.13ドルで底打ちする可能性がある
- これは、298日で27.4%の下落を意味する
だそうで、ここまでの下落率は18.8%なので、NYダウはここからさらに10%近く下落し、3000ドル以上下がる可能性を示唆しています。
ネコろぶ
なにこの絶望的な予測、救いはないの?
弱気相場でも一方的に下がり続けるわけではない
とはいえ毎日下がり続けるわけではありません。
岡崎良介さんによると、『弱気相場においても安値からの4%以上の戻しはたびたび起きる(た)』とのことです。
動画では弱気相場におけるSP500の動きが紹介されています。
中でも、現在の高インフレ環境を似ている1973年1月~1974年10月では、新安値をつけてからの4%戻しが頻繁に起こり、10%近くリバウンドするケースもありました。
まとめ
- ダウは弱気相場に入った
- 底値の予測は10月31日26732.13ドル
- 新安値から10%リバウンドすることもある
『自分ならその10%の上昇を取れる』と思ったそこのあなた!そんなあなたが損をするのです。
9・10月まではおとなしくしておいた方が良さそうですね。
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