白内障の日帰り手術を受けてきました

白内障の日帰り手術の体験談

数年前から白内障を発症していましたが、「右目だけだし…」「目はやはり怖い」ということで手術を先送りしていました。

しかし、不安障害も落ち着いてきたので今がタイミングと思い、勇気をだして手術を受けてきました。

ネコろぶ

この記事は、白内障の日帰り手術の体験談です。

目次

手術当日の流れ

白内障手術当日の流れは次のように進みました。

  • 病院に到着(AM11:00)
  • 受付など
  • 準備室へ
  • 麻酔
  • 消毒
  • 手術
  • 待機
  • 病院を出発(PM12:20)
  • 帰宅

それぞれ簡単に紹介します。

1.午前11時・病院到着

午前11時に来院とのことだったので10分前に到着しました。

ネコろぶ

不安障害は改善したとはいえ、やはり目の手術は怖いので10時15分ごろにソラナックスを半錠だけ飲んでおきました。

2.受付など

受付では、3日前から必ず点眼するように言われた抗生物質の点眼薬を確認され、血圧も測定し、散瞳薬(瞳孔を大きくする薬)を点眼して、しばらく待機です。

事前の測定では血圧が高かったのですが、当日は130台で落ち着いてくれて良かったです。

3.準備室へ

スタッフさんに案内され準備室へ。

ここで洗顔を行い、スタッフさんから手術から帰宅までの流れを説明されました。

ネコろぶ

ちなみに、手術当日はメイクはもちろん化粧水等も禁止です。

4.麻酔

名前が呼ばれ手術室と準備室の間にある部屋へ。

麻酔は点眼だけかと思っていたら、注射もしっかりありました。

ネコろぶ

ほほ骨あたりに注射されたのですが結構痛かったです。

5.消毒

手術室に案内され手術イスに座り、心拍数と血圧を測る器具を身体に装着。

「今から消毒するから目を半開きにしておいて」と言われ、ハケのようなもので眼と顔を同時に消毒液を塗られ、麻酔しているのにかなり沁みました。

さらに目を大きく開くように言われ、目ん玉に直接消毒液を吹き付けられました。

ネコろぶ

正直、手術よりもこの消毒の方が辛かったです。

6.いよいよ手術

執刀の先生が登場し、イスが寝かされライトが眼に当てられます。

散瞳しているせいもあり、あまりの眩しさに身体を動かしてしまい先生に注意されてしまいました。

手術が始まりましたが、眩しくて何をしているか分かりませんし、痛みもありませんでした。

濁った水晶体を粉砕する作業に入ったのですが、この機械が変な音(メロディー)を出すものだから、それで不安が高まり、心拍音の測定器もピコンピコンとどんどん早くなりピンチでしたが、なんとか乗り切りました。

先生から「今からレンズを入れます」とのお言葉が。

ネコろぶ

実はこれを楽しみにしていて、レンズを入れた瞬間にギュルーンと視界が開けると思っていたのですが、ただ眩しいままでした。

その後、レンズの位置の修正などを行って手術が終了、包帯とガーゼを装着します。

7.準備室でしばらく待機

準備室に戻ると次の手術の方が呼ばれていたので、「消毒が痛いよ!」と伝えたかったのですが自重しました。

リラックスチェアに座り、手術が終わったことの安心感と麻酔の影響でボーッとしている所を、スタッフさんがこれからの説明してくれます。

いろいろ話しくれましたが、「料金の支払いは受付まで来なくてもいい。待合室のイスに座っててくれればこちらから伺う」と言われたことしか覚えていません。

8.午後12時20分・支払い

待合室のイスで座っていると、先ほどのスタッフさんの言葉どおり受付の人が来たので、白内障の手術代49,850円を支払いました。※国民健康保険

9.帰宅

病院を出て家に到着したのが午後12時40分、病院から家までが車で20分ほどなので所要時間は1時間ちょっとということになります。

ネコろぶ

手術の順番によって滞在時間は変わると思いますが、まさに日帰り手術といった感じです。

手術後

白内障手術の帰宅直後
白内障手術の帰宅直後

帰宅するころには麻酔もきれて痛みがでてきます。

眼球とまぶたの間に異物がはさまっているような違和感を感じる痛みでした。

目がどうなっているか気になりましたが、先生から「眼帯とガーゼは翌日来院するまで絶対に外さないで」と言われていたので痛み止め等の薬を飲んで寝ました。

翌日

朝一番に病院へ行き、スタッフさんが眼帯とガーゼを外してくれ、いよいよ人工レンズを入れた目で見る瞬間が訪れました。

ネコろぶ

やや違和感があるものの、視界がスッキリ!視力検査も1.2でした。

その後の診察では、生活での注意事項や目の炎症などの説明を受けました。

翌日以降

手術後から2週間までがとても重要な期間なので、何度も通院します。

毎日の点眼もそうですが、眼内炎のリスクを抑えるために、この2週間は注意事項を絶対に守りましょう。

ネコろぶ

シャンプーの解禁は病院によって違いがあり、私の場合は2週間でした。

参考:白内障手術前後のスケジュール・禁止事項

1か月後

横から光が差し込んだ時に三日月のようなものが見える現象や、人工レンズなのでピントが自動であわせられないなどの違和感がありますが、1か月もすると気にならなくなりました。

私の場合、左目は何もしていない・右目は人工レンズということで見え方を比べられるのですが、右目(人工レンズ)で見るものの方が鮮やか、というか本来の色で見ることができます。

ネコろぶ

視力は良くてもやはり目は衰えているのですね

白内障手術を受けてみて

私は単焦点レンズを選んだのですが、何の不満・不便も無く、数倍の料金がかかる多焦点レンスを選ぶ価値はあるのか?と疑問に思うほどです。(試してないからかもしれませんが)

実際、眼科医にアンケートをとると6割が単焦点レンズを選んだそうです。

白内障の手術を受けてから、見えづらさや眩しさから解放されました。

外出時のサングラスやスマホを見る際に右目をつむる必要も無くなり、非常に快適です。

ネコろぶ

手術に不安があったので仕方がないですが、もっと早く受けていればその間の生活の質も上がっていたと思います。

白内障とは

白内障とは、加齢に伴い水晶体が白く濁り、視力が低下する病気です。最も多い原因は加齢であり、加齢性白内障と呼ばれます。症状としては視力の低下や眩(まぶ)しさなどがあり、原因としては加齢の他に遺伝子・衝撃・アレルギーも含まれます。予防法としては食生活の改善や定期的な眼底検査が挙げられ、手術を行う場合は術後のケアが必要です。

白内障手術の費用は?

白内障手術の費用は、患者さんの年齢や加入している保険によって異なります。70歳未満で3割負担の場合、片目あたり約50,000円。70歳以上で1割の自己負担の場合、片目あたり約16,500円。70歳以上で2割負担の場合は、片目あたり約18,000円です。また、日本の高額療養費制度では、1ヵ月に一定額以上の医療費がかかった場合、費用の一部が払い戻されることがあります。

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