投資をするならできるだけ安く買って高く売りたい、有利な位置でポジションを取ることが理想です。
そこで、アノマリー投資やシーズナリー投資を取り入れてみてはどうでしょうか?
アノマリーとは、『通常とは違う・異常な』、シーズナリーとは、『季節性の傾向』という意味でこの傾向を利用して投資しようというものです。
このアノマリー投資・シーズナリー投資する際に参考になる無料サイトを紹介します。
歴史的なパターンと市場の季節性を知ることができる/Almanac Trader
Almanac Traderは、ジェフリー・ハーシュが運営する『歴史的なパターンと市場の季節性』を過去データに基づき紹介するサイトです。
ジェフリー・ハーシュは、「1月のバロメーター」や「サンタクロース・ラリー」といった重要な相場現象を生み出したエール・ハーシュの息子であり、米国で多くの投資家が読んでいる「Stock Trader’s Almanac」の編集長です。
Almanac Traderでは、過去データに基づいた月ごとの市場の傾向が詳細に解説されています。
上の画像は、「12月の米国市場は前半は弱いが中旬から強くなる傾向」があることを紹介したものです。
英語のサイトですがDeepL翻訳を使えば十分に理解できると思います。
クリスマスの2日前には平均〇%上昇している、5月最初の取引日には平均〇%上昇しているといったような詳細なデータも公開しているので、ぜひチェックしておきたいサイトです。
どうしても日本語が良い・具体的な銘柄についても知りたい場合には、有料ですが「トレーダーズ・アルマナック(短期トレード、サイクル、季節性、ポートフォリオ戦略)」というサービスがあります。
膨大な数の銘柄の季節性/Equity Clock
Equity Clockは、株式・セクター・インデックス・為替の季節性の傾向を紹介するサイトです。
Almanac Traderのように緻密なデータではありませんが、年間を通した季節性の動きを動きを把握するのに役立ちます。
何より、インデックスやエネルギー、米国個別株といった膨大な数(おそらく数千)の銘柄の季節性を視覚的に示されているのがこのサイトの特徴です。
上の画像は日経平均の季節性ですが、1月は弱いということが示されていますね。
この他にもドル円・ゴールド・天然ガス・Amazonなど、おそらく数千に及ぶ銘柄の季節性を見ることが可能です。
有料情報サービス
先に紹介した2つの無料サイトでかなり有益な情報を得ることができますが、さらに詳細な情報が必要な場合は、次のものが役立つかもしれません。
まとめ
ここまでアノマリー投資やシーズナリー投資に役立つサイトやサービスについて紹介してきました。
もちろん毎年こうなるといったものではありませんが、「統計的に有利なポジションを持つ」というのは投資においてとても重要な戦略ではないでしょうか。
2022年はアノマリーやシーズナリーがまったく通用していませんが、チェックはしておきましょう。
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