NYダウの下値は26732ドルで10月31日に底打ち？ジェフリー・A・ハーシュが予測

NYダウの6月17日終値は29888ドルと、1月4日につけた36799ドルから18.8%下落しました。

NYダウとは

ニューヨークダウ（NYダウ）は、アメリカ合衆国の株式市場全体のパフォーマンスを表す指数です。正式名称は「ダウ工業株30種平均」で、「ダウ平均株価」「ダウ平均」とも呼ばれます。アメリカの様々な業種から代表的な銘柄を選び、ダウ式に平均株価を算出したものです。

ベアマーケットラリーとは

ベアマーケットラリーとは、弱気相場において一時的に価格が上昇することです。熊が手を上から下へ振って獲物を捕らえるイメージのように、価格が下落し続ける市場を表します。

インフレ・戦争など先行きがまったく見えない中、Stock Trader’s Almanacのジェフリー・A・ハーシュが興味深い予測を発表しました。

過去データによるハーシュの分析

Bear market history points to market bottom around 10/31/2022 near DJIA 26732.13. This would be a DJIA bear market decline of 27.4% in 298 calendar days. https://t.co/kmfSujrNIp pic.twitter.com/anDLItkXKv

— Jeffrey A. Hirsch (@AlmanacTrader) June 16, 2022

彼によると

だそうで、ここまでの下落率は18.8%なので、NYダウはここからさらに10％近く下落し、3000ドル以上下がる可能性を示唆しています。

弱気相場でも一方的に下がり続けるわけではない

とはいえ毎日下がり続けるわけではありません。

岡崎良介さんによると、『弱気相場においても安値からの4％以上の戻しはたびたび起きる（た）』とのことです。

動画では弱気相場におけるSP500の動きが紹介されています。

中でも、現在の高インフレ環境を似ている1973年1月～1974年10月では、新安値をつけてからの4％戻しが頻繁に起こり、10%近くリバウンドするケースもありました。

まとめ

• ダウは弱気相場に入った
• 底値の予測は10月31日26732.13ドル
• 新安値から10％リバウンドすることもある

『自分ならその10％の上昇を取れる』と思ったそこのあなた！そんなあなたが損をするのです。