不安障害と食生活の関係

不安障害と食生活の関係

人前でのスピーチなど、注目を浴びることに異常なまでの恐怖心を感じたり、電話での応対が苦手な人は、社会不安障害を疑ってみる必要があるかもしれません。

医師

社会不安障害は不安障害の一種で、パニック障害、強迫性障害などとも並ぶ現代病となっています。

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不安障害と食生活の関係

原因は本人の性格や生活環境などに起因することも多いようですが、食生活とも関係があると言われています。

不安障害を抱えている人は、脳内のセロトニンという物質が不足しがちです。

セロトニンは、不安や緊張を乗り越える時に放出され、神経機能を正常に保ってくれるので、普段の食生活を通してセロトニンが多く生産されるように心がけることは大切です。

セロトニンを作るために必要な栄養素

セロトニンを作るためには、原材料が少なくとも3つ必要です。

  • その一つはトリプトファンという必須アミノ酸です。
  • また、ビタミンB6もトリプトファンからセロトニンを合成する際に必要になります。
  • そして、合成するエネルギーとなる炭水化物も不可欠です。

ビタミンB6

ビタミンB6はレバー、マグロ、カツオなどに多く含まれます。

しかし特に多いのはニンニクでで、含有量はマグロに比べ1.5倍以上もあります。

日本の生活でニンニクをたくさん食べると、それこそ友達が減りそうですが…。

でもアジア各国の人たちはニンニクのたっぷり入った料理を毎日食べて、あんなに元気そうなのも納得ですね。

トリプトファン

トリプトファンですが、すじこ、たらこ、ひまわりの種の含有量が多いです。他にもプロセスチーズ、肉や納豆にも含まれており、日本人が本来食べていた普段の料理にはふんだんに含まれています。

サプリメントの錠剤なども売っているようですが、吸収などを考えると、やはり普段の食事から取り入れるのが最も健康的です。

炭水化物

炭水化物は先程書いた通り、セロトニンの合成の燃料となる物質ですから、毎食ご飯やパンなどを通して取り入れます。

最近「低炭水化物ダイエット」というものが流行っていますが、炭水化物の不足によって、イライラしたりストレスがたまることも報告されています。

特に不安障害の治療においては、炭水化物も含め各栄養素をバランスよく摂る必要があります。

不安障害と糖類の深い関係

パニック障害や強迫性障害などに代表される不安障害は、男性より女性に多く見られるといいます。

これは性格による部分も大きいと思われますが、別の原因として食生活と栄養バランスが考えられます。

女性に不安障害が多い理由

現代社会では痩せていることに価値観を見出す人が多く、何かのダイエットをしているという女性は少なくありません。

食事を抜いたり、極端に量を減らした結果、必要な栄養が脳にまで届かず、その結果不安症状を引き起こしているのです。

ですから無理なダイエットは、心身ともに深刻な影響があるのです。

満腹感を得るために水ばかり飲んだり、頻繁に間食するのではなく、一日の決まった時間に3度の食事をすることが大切です。

不安障害と糖類

不安障害の症状を軽減したり、予防するには糖類を多く摂ると効果があるとされています。

といっても砂糖ではなく、炭水化物に含まれる糖類のことです。

血糖値が下がると、パニック障害などの発作が引き起こされることが確認されています。

糖類には「単糖類」と「多糖類」の2種類がありますが、どう違うのでしょうか。

単糖類

私たちが甘い物を食べるとき、それは単糖類を摂っています。

単糖とはそれ以上加水分解されない糖類のことですが、特徴としてすぐエネルギーに変わります。

スポーツなどをする前に食べる人は多いですが、血糖値が急上昇するという作用があります。

血管中の糖分が急激に増えると、インスリンが大量に分泌され、その反動で血糖値が一気に下がり、その結果動悸や目まいといったパニック発作に似た症状が誘発されやすくなります。

多糖類

多糖類は単糖類が幾千幾百も繋がった状態で、穀物それもコメや小麦製品に多く含まれますが、吸収が単糖類の約4倍かかるため、血糖値の上昇や下降が比較的緩やかです。

またこの炭水化物に含まれる多糖類は、不安を和らげる脳内物質であるセロトニンの合成に深く関わっているため、毎回の食事で炭水化物を摂取する必要があります。

医師

ジャンクフードや清涼飲料水などは避け、極力普段の食事から栄養を摂るようにしましょう。

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